紅葉も見ごろとなっておりますが、寒さも一段と感じるようになりました。この週末も道路は多くの車が走っていました。
この飛騨では、冬には多くの雪が積もります。近年は雪が少なくなったといっても、冬を迎えるにあたり自宅の周囲や庭の木々にも雪囲いをする人の姿がちらほら見られるようになってきました。
晩秋より冬にかけてお墓参りに行くと、このような光景を目にすることはありませんか?これは花立を凍害から守るための雪囲いです。以前はお墓に花を建てる場所というのが、石にただ穴を明けただけの部分でした。そうすると、石が重いため、1年中水がその穴に溜まった状態となります。暑い夏は蒸発をして乾いた状態となる事がありますが、冬は雪解けの水が溜まり、それが凍って小売りが膨張することにより石を割るケースが良く見られました。
現在では水抜き穴が作って有り、水が溜まる事はありませんが、当時の記憶が画像のように花立に覆いを被せて、雪や水の流入を防ぐ工夫をしてあります。
砂原石材では、オリジナル商品として「花づつまもり」を販売しております。ステンレス製ですので錆びることはありません。また、裏側にはストッパーが取り付けてあり、突風が吹いても飛ばされることがありません。現在ご使用のステンレス製の花筒に被せるだけですので、工事費は一切かかりません。(ただし、メーカーにより使用できない場合があります。)
盗難防止に名前を彫ることも可能です。
寒い季節の寒風が吹く中、お墓参りやお墓の冬支度に訪れる人たちの姿を目にして、毎年の心配事なのだと感じ、ただでさえ冬を迎え自宅の心配もある中、お墓への負担も軽減できないかと考え作りました。
実は、冬のみならず、また、寒冷地に関わらず売れております。なぜかと言いますと、雨水が溜まることで夏場の水の汚れや悪臭の防止に購入される方も多いのです。こうしてみると、やはりお墓を清潔に保ちたいと思う方が本当に多いのだと、改めて思う事となりました。
砂原 吉浩