新着情報NEWS INFORMATION

前回の加工の続きです。前回は中口径という石材を切る機械の中型のサイズで、ノコの直径が約130cmで、最大約50cmの厚みの石を切ることができる機械風景でした。今回は、その切る作業が完了した様子をお届けいたします。

縦方向と横方向に切り目を入れます。こうすることで、作りたい形に近い状態の切り取りができます。なぜこんなに細かく切るのかと言いますと、石は加工する時に大きく割ったりすると、割ってはいけない部分まで割ってしまったり、穴があいたりすることがあるので、細かく切り目を入れてそのリスクを取り除くようにします。

細かい切り目の部分を割って取り除くとこのようになります。完成した状態の、なんとなく形が見えるのがお分かりになりますでしょうか。このように割って取る時に、大きな穴があいたりすると、せっかくの石が台無しになるので、細かい切り目にして、この作業は慎重に行うことになります。

このように、写真をアップにすると石には見えないですね。この整然と並んだ石たちも何かに利用出来ないかを考えてしまうほどです。

砂原 吉浩