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石材の加工は、機械の加工から手作業の加工へと移りました。ここまでの機械作業は、この手作業を効率よく進めるための大切な作業でした。これを効率よく行わないと手作業の際に、とても時間と手間がかかってしまいます。手作業と言っても、小さい工具を使用した作業となり、作り手の腕の見せ所でもあります。

まずは、下側の加工を仕上げます。石屋さんなら何となく何を作っているかお分かりにになると思います。このようにして、下面を先に作るのは、この石を裏表を返す時などに角欠けなどが出来たり、大切な部分が欠けたり破損することを避けるためです。

下面が出来上がったら、いよいよ上面の加工に入ります。全体の完成した形が出来上がってきました。これからは、より慎重に作業を進めます。4カ所の角にも細心の注意をはらい全体を仕上げていきます。

もう大体の形は見えてきましたね。これは神社の灯篭の笠石です。今あった笠石が風化で破損したために、新しく作り直すことになりました。このような大きな笠石の製作は久しぶりです。現在はほとんどが中国産の石材・加工になってきていますが、このように修復工事の場合は出来るだけ地元石材を使用して、現在ある灯篭の状態に近い仕上がりにすると、見栄えもよくしっくりした完成形となります。

砂原 吉浩