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建築 タイル加工

2020年3月23日

本日は、タイル加工をしました。お客様からの委託加工となります。コロナウイルスの影響かタイルの品薄により、売れ筋のサイズが入荷できず、大きなサイズを1/2にカットして使用するそうです。話によると、どこかの会社が買い占めをしているようで、入手できない商品があるそうです。なんだか、マスクにも似たような話がありましたが。

一枚が60㎝×60㎝のサイズですが、これを60㎝×30㎝のサイズに切ります。タイルは石材とは異なり、切るときにも気を使います。

タイルによっては表面が欠けてボロボロになったり、割れたりするケースもあります。ですから、タイルの性質を考えたり、切るスピードを考えたりと工夫をしなければなりません。これは石材にも言える事ですが、その材質の硬さや、構成されている素材、厚みなど色々と考慮するべき点は多いです。経験による判断も少なくはありません。

こうして出来上がった製品は、角欠け防止のため面取りをして梱包をします。面取りとは、切った面の角は鋭角になっており、欠け易く、また、指などを切ることもあります。その為に約45度に工具を使用して細い面をとります。

面取りをしている様子です。細かい作業ではありますが、実は石材を扱う上では、重要な工程となります。この作業は丁寧に行う必要がります。面の幅が太かったり細かったりすると見栄えもよくありませんし、その角欠け防止の効果も少なくなります。

一見簡単そうな作業も、実は丁寧に行う気持ちを持って臨まなければなりません。

砂原 吉浩