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ブログ 神前灯籠の完成 その1

2020年4月2日

以前よりブログに掲載しておりました、神前灯籠の笠が完成しました。本日、その取り付け作業が行われました。

完成をした笠石です。2トントラックの荷台の幅に近い大きさです。これだけの大きさの笠石の製作はめったにないです。とても大きなサイズです。

取付前の状態です。現在は笠が下ろしてあります。この笠は、コンクリート製です。元々あった笠石が何らかの理由で破損をしたため、コンクリートで製作をしてありました。左官仕事で作られたであろうと思われる笠石です。とても丁寧に作られていることがわかります。長年の風雨にさらされ風化が進み、所々に破損している部分があります。

トラックについているクレーンでは直接届かないので、石材店での作業には欠かせない秘密兵器を登場させます。これは、現場にクレーン車が入れない場合などに使用するとても力強い味方です。狭い場所などにも入っていくことが出来、重い石を持つ作業を軽減してくれます。

写真で少しですがその姿が見えると思います。普段は移動させるために、足を畳んでいます。作業を行う際には足を延ばして使用します。これは、クレーン作業で大切なのはバランスなので、そのバランス保つために4本ついている脚を4方向に伸ばして、機械本体のバランスを保ちます。この脚を伸ばした姿が「カニ(蟹)」の姿に似ていることから、通称「カニクレーン」と呼んでいます。

次回は、取付作業本番となります。

砂原 吉浩