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お墓 お墓の移転 その1

2020年4月9日

今回はお墓の移転工事です。お客様のお墓は、現在民家からは離れた場所にあり、そこまでの移動も、すれ違いのできない細い道を車で行かなければなりません。よくお客様から「先祖は、どうしてこのような不便な場所にお墓を建てたのだろうか?」や「先祖は、どうして木の茂った山の中に建てたのか?」という疑問を受けます。

所説あると思いますし、その家の環境などにもよりますが、今までのお客様のお話をいくつか聞かせて頂いた事を元に考えられるのは、まず木が多いというのは、そもそもお墓のある場所には元々木はなかったという事が多いです。お墓を建てた後に、その周囲に植林をして、その木がい大きくなってお墓を覆いつくしたという事になります。

また、山の中というのは、自宅よりも先祖の眠るお墓を高い位置に建てて、敬う気持ちを表現をした。また、いつでも自宅からもお墓からもお互いを見ることが出来る位置に建てたという事があります。

不便な場所というのは、現在のインフラ(道路)状況により、以前使っていた道とは異なるコースでのお墓参りとなる事(もともとは徒歩でお墓参りに行って近いコースだった)や、お墓の近くに畑があり畑へ行く機会も多くその場所に建てた。知り合いの持っている土地を譲ってもらったなどがあると思います。

今回は、今となっては遠い場所となっているところですが、昔はいい場所だったのではないかと思います。それでも、現在の環境と照らし合わせた利便性をお考えでの移転工事となりました。

砂原吉浩