現在は、来週より現場に入ります工事の建築石材の加工を中心に行っています。建築石材とは、主に住宅や店舗、大きな工事ですと図書館や会館・旅館やホテルなどもあります。今回は、店舗工事の依頼で、様々な部材を作っています。
上の画像は玄関などの扉の下に使用する石の溝を加工しているものです。直線の物から、役物と言われる丸だったり特殊な形状の物など、注文により加工の技術が必要になります。
今回使用する石材はインパラブラックという南アフリカ産の石です。石材の中ではよく使用される黒御影石です。黒御影石と言っても真っ黒い石ではなく、薄い白っぽい色のある模様が特徴となります。この画像はバーナー仕上げと言って、一度石を切った表面を鉄を溶接する工具を使用して表面を焼きます。そうすると、表面に細かい凹凸が出来てこのようになります。
こうすることで、床などに使用する際に滑り止めの効果が出ます。また、本磨きのようにピカピカした仕上がりではありませんので、落ち着いたシックな感じに仕上がります。本磨きのようにピカピカですと高級感も出ますが、このような仕上がりも建物によってはいい仕上がりを演出してくれます。
砂原 吉浩