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建築 国産材の建築石材工事 その1

2021年2月3日

2月に入り寒い日が続きます。日中は暖かさを感じる日もありますが、朝晩の冷え込みは厳しい日もあり、路面の凍結もみられ敷地内を歩くにも気を使います。表面に雪が積もっているその下の凍結面が分かり辛く、普段のように歩くと滑って転倒することがります。

今回は、国産石材を使用した建築工事となります。墓石材も近年は国産石材を使用する事が少なくなり、外国産石材が増えています。国産石材の質が低下したという理由ではありません。これはどの業界にも通じる事だと思いますが、やはりコスト面が大きいと思います。どうしても国内品は金額が高くなります。石材の場合はそれ以外にも、石種の豊富さや、材料の安定供給なども要因と考えられます。

墓石材においても建築石材においても国産材で優れた石材はあります。近年は、外国産石材も高騰している部分もあり、現在では国内石材の価格と大きく差のないものもあります。いずれ、この国産石材と海外産石材の比較などの記事も書きたいと思います。

画像は「滝ヶ原石」と言って石川県で算出される石材です。以前ブログでも記事にしたことがある石です。私のお気に入り石材の一つです。御影石とは異なり、凝灰岩で出来ています。凝灰岩は、火山で噴出した火山灰が地上や水中で堆積して出来た岩石です。御影石のように固くはなく、磨いても艶が出ることはありません。

今回は原石を購入して、全て自社加工で行いました。弊社の場合、自社加工を基本としておりますので、原石購入も珍しい事ではありません。私自身もこの業界に入って40年程になりますが、初めから加工等状況が当たり前のように行われておりましたので、現在もこだわりを持って加工を大切にしていこうと思っています。

砂原 吉浩