お彼岸まであと1か月ほどとなりました。飛騨の墓地はまだまだ雪の中が多いと思います。春のお彼岸にお墓参りをするという事が、なかなか出来ないのが実情です。下呂市あたりまで行くと、お墓参りが出来そうな墓地は多いのではないかと思います。
よくお客様より、自分でお墓掃除をしたいがどうしたらよいか?とお問い合わせを頂きます。お墓の状態(いつ頃建てたお墓なのか・お墓の汚れ方・使用してあり石材)によりお掃除の仕方も変わりますので、正直、現状を見てみないと正確なアドバイスは出来ません。
今回はお墓本体に絞ってのお話となります。上の画像は、主に御影石の墓石の汚れに効果があります。「磨きの里」というのは石の表面や、角などの汚れを落とすのに便利であります。食器を洗うスポンジのサイズで扱いも楽です。
「水あかトリ―ナー」は石の表面に着いた黒い筋のような水あかを擦って取るものです。少し力がいりますが、女性でも簡単に汚れを落とすことが出来ます。これら二つの商品は、金額的にもお手頃ですし、何度でも使用できますのでお勧めの商品です。
石の汚れ落としの際に注意して頂きたいのが、まず十分に表面に付着している汚れを水で洗い流すことです。細かく硬い汚れ(細かい石など)が残っていると、それを抑えて拭くことになるので表面に傷をつける恐れがあります。黒い石などはその傷がはっきりと残る事も考えられます。また十分に石を濡らすことで、表面の汚れがやわらかくなり作業効率も上がります。
墓地だと、なかなか水を十分に確保することが難しい場合もありますが、掃除の際のポイントとして覚えておいて損はないと思います。
砂原 吉浩