機械のメンテナンス作業は、工場の他の機械を動かしながらの作業となりますので、1~2台をメンテナンスしながら、他の機械は従来通りの稼働をしています。今年は72インチ大型切削機(高さ75センチ程度の石を切ることが出来る機械です。)原石を乗せます。
このフォークリフトは6tの石を運ぶことが出来ます。この原石は5トン程度となります。今年は、大雪なので雪まみれの原石ですね。
このようにして、原石をフォークリフトで運搬をして、石を切る機械のテーブルに乗せます。フォークリフトのフォークと呼ばれる前側に突き出ている鉄製の平たく長い部分に石を乗せて運ぶので、テーブルの上には、石を乗せるための木製の角材が置いてああります。これがあることで、このフォーク部分がテーブルと石に挟まれることなく、簡単に抜くことが出来ます。
この木の角材のことを、盤木・番木(バンギ)や端太角(バタカク)、枕木(マクラギ)と呼びます。この呼び名は、地域によってや、使用する個人によって違うようです。砂原石材でも特に決まった呼び方はしていませが、バンギやバタカクと呼ぶことが多いでしょか。
これで設置が完了して、石を固定できれば、この石の切削作業になります。このようにして、大きな石材は、大きな切削機械で、小さく切って次の工程へと進みます。ちなみに、この原石は昨年の11月に石山より運搬をしてきた飛騨溶岩石となります。これが今後、飛騨溶岩プレートへと制作をされていきます。
砂原 吉浩