今年も「御所桜（ごしょざくら）」が美しい姿を見せてくれました。

• 

宮川の堤防に咲く桜です。私たちが子供のころからこの桜はあったのですが、この水田に映る桜は、ここ数年の事です。

これは、地元の商店主を中心に構成されています「加茂川発展会」という団体があり、そこのメンバーであるＯ氏とＡ氏がこの桜を水田に映したらきれいだろう、ライトアップしたらより美しい姿で、地元の人を楽しませてくれるだろう。と、言う発想で始まりました。

水田も水張りは桜が咲くよりも、従来はもっと遅い時期でしたが、地権者や水田の管理者の理解も頂き、桜の咲く時期に早めてもらうことで、この姿が見られるようになりました。

夜はこのようにライトアップされ、幻想的な華やかさを見せてくれます。現在では、ＳＮＳでの情報もあり区民のみならず多くの方がこの風景を見に来てくださいます。駐車場も準備され、以前より安全に楽しめるようになりました。

以前からなじみの風景であり、いつも目にする風景なのに、気づきのある人には違う風景として見えるのでしょうか。また、それをすぐに行動・実行できるスピードも素晴らしいです。人生の中でも大切なことを身近に教えてもらぅたと、この桜のライトアップを見ていつも思います。

このようにたくさんに人たちに喜んでもらえる事を、たった二人の男たちが始めたことはほとんどの人が知りません。なんだか、以前テレビで放送されていましたプロジェクトＸみたいで、カッコいいですね。

果たして、自分には人生の中で、どれだけこのようなことが出来るのだろう。

砂原吉浩