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お墓 お墓のリノベーション その1

2020年5月14日

お墓のリノベーションが増えてきています。リノベーションとリフォームは、何が違うのでしょうか?なんだか似ている言葉ですね。

リフォームは老巧化した建物を建築当初の性能に戻すこと」を指し、元に戻すための修復の意味合いが強く、小規模な工事は「リフォーム」に分類される。リノベーションは、修復だけでなく「用途や機能を変更して性能を向上させたり価値を高めたりする」行為も含むため、よりよく作り変えるという目的が含まれていて、工事規模も大規模なものを指すことが多いという事です。(Wikipediaより)

お墓の工事も、現状を変えずお墓の傾きを直したり、コンクリートを直したりする工事はリフォームとなり、お墓の部材交換や周囲の環境整備などを含む工事の場合はリノベーションとなるのでしょう。

今回の工事は、お墓の建て替えと周囲の環境整備を兼ねた内容となります。今回も使用できる部材は使用するというコンセプトを元に、花立セットや石積みは今後も充分に使用できるのでそのまま使用をします。お墓本体は新しく建て直しをします。また、周囲の雑草対策もしっかり取り組んでいきます。

このように、墓地で入り口側や、逆の奥側などによくあるお墓の建たないスペース。この場合、お墓と道路の間の斜めになっている草の生えている場所ですが、このような所は誰も管理しないので、草が生え放題だったり、お墓に飾った花を捨てていく人がいたりします。

お墓を撤去して、周囲の草をとり除き床堀作業(表面の土を決まった深さに掘り、それを取り除く作業)を終えた写真です。結構さっぱりしましたね。道路との隙間は斜めになっているので、今後雨などで土砂が流れてこないようにブロックを並べて防ぐようにしました。また反対側の隣との間は草が生えないようにコンクリートで仕上げました。こうしてみると、お墓が建った当時の形が見えてきますね。

このようにして草を刈るだけではなく、それこそ根こそぎ取り除くことで、思い切った防草対策が出来ます。お墓の周囲に除草剤をまくことを避けたいと思う人は多いです。ですから、後々を考えますと、いろいろな対策方法を考えるのも大切だと思います。

砂原 吉浩