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砂原石材では、溶岩プレートを現在製作中です。砂原石材はもともと、地元の石工職人のお店としてありました。私は祖父のことは写真しか知りませんが、祖母からよく話を聞いていました。現在でも、祖父の作った作品は残っており、それを見かけると嬉しくもあります。石工は、昔は自分の作った製品に名前を刻んでおりましたので、製品のどこかに「石工 砂原 泰一」と刻んであります。

その後は、私の父の代になり主にお墓の工事をはじめ、神社やお寺の工事、記念碑など幅広く制作をしてきました。父の作った石の製品も多く残っております。

溶岩プレートの製作は、さかのぼる事もう十数年前になります。この飛騨地区において市町村合併があった時よりも前になります。高山市とその周辺の市町村との合併が平成17年ですので、もう15年もたちますね。溶岩プレートの販売はそれよりも前なので、20年は経つという事になります。

当時は、溶岩で肉を焼くと美味しいという事はわかっていましたが、現在の様に和牛ブームもありませんし、家庭でのバーべキィーも少なかったと思います。家庭でお肉を焼くのはホットプレートが主流でした。

販路も、高山市内の旅館に少しだけで、一般家庭に売れた記憶がほとんどありません。形も美味焼でいう「楽」の四角に切った一種類のみでした。今思い出すと懐かしいです。当時まだ溶岩石は、庭石に使用したりすることが主な使用用途でありました。富山県の神社の狛犬の台座石に加工をして納めた記憶もあります。

溶岩プレートが現在の様に、お肉を焼いたり、ピザを焼いたりと幅広く使用されることは、石屋としてとても嬉しい事です。そして、地元の石材を利用してという事は、石や冥利に尽きます。現在の様に、石材のほとんどが輸入材になっている中で、日本の石屋さんの中でも、地元の石材を使用して頑張っている方が見えます。自分もそのようになれたたらと、長年思っていました。


焼肉以外にも、コーヒーを引く石臼も当時製作しました。高山市内の喫茶店のオーナーさんからの注文で、とてもいい風味が出たことは鮮明に覚えております。コーヒーの味には疎い私ですが、とてもおいしいコーヒーが飲めるそうです。石臼の利用方法は、よくある「蕎麦」に限らず、「コーヒー」や「小麦」その他、様々な食品に使用されています。

砂原 吉浩