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お墓 新規のお墓建立工事 その3

2020年6月8日

コンクリートが固まったら、木製の型枠を外します。いよいよ石工事になります。お墓の場合は、まずは外柵(がいさく)の据付となります。外柵とは、お墓の周囲、または下の部分にある石製の枠組みのようなものです。これが外柵という定義みたいなものはありません。形も大きさも全てがお客様により違いがあり、簡単な枠石みたいなものから、ゴージャスな形のものまで、全て外柵という言葉で呼びます。

元々、墓地や霊園に枠石が施工してあり、お客様が作ることのない場合もあります。この近くですと岐阜市周辺や名古屋などの墓地にそのような慶S機器の墓地・霊園を見かけることがあります。


このようにして、石材の角の内側や、石の継ぎ目にステンレス製のアンカーを打ち込み、そしてステンレス製の金具を使用して石と石を固定します。この金具が出てから、非常に強固に石を固定出来て、長年いい状態を保つことが出来ます。

このようにして、納骨をするスペースは石製の板で囲みます。その底は、前回ご紹介をした通り、地面と繋がるようにコンクリートが施工してありません。お墓の乗る部分は、基礎コンクリートからそのまま打足したコンクリートで仕上げます。この部分が重要で、お墓はサイズにもよりますが、1トン近くから大きなものは2トン近くの重量があります。それを支えることが出来る基礎をここで仕上げます。

正面に、お参りできるスペースを設けました。今回は石材を敷き詰めて、見た目もきれいに仕上げます。石材は、雨や雪の時も滑らないように、ノンスリップ加工(滑らない加工)をして仕上げてあります。このような所も、降雪地帯では必要となります。磨いた方が汚れにくくてメンテナンスは楽なのですが、足元が滑る危険性があるので、このようにノンスリップでの施工をお勧めしております。

ちなみに、画像の職人さんは、1級の石張り技能士の資格を持っいています。当社には彼を含めて、1級石張りの職人さんが2名在籍しています。

砂原 吉浩